大腿骨頸部骨折の手術後、人工関節(膝・股関節)の手術後、靱帯再建の手術後など他病院で手術を受けたものの、外来ではリハビリができないという病院があります。

そんな場合に、リハビリのいわば「下請け」を当院で承ります。手術をした病院の整形外科の医師やリハビリテーション科の理学療法士の先生方から当院へ紹介状を作成いただき、手術の内容や治療経過、リハビリの予定などについてお知らせ下さい。外来通院は手術を実施した病院で数ヶ月に1回、日常的には当院で診察というケースもあります。

また、他病院から「まだ手術は早いからそれまでのリハビリを当院で」と紹介されてくるという例もあります。手術が何年か先送りできることが望ましい場合もあるわけで、悪化させないために運動器リハビリを行うということにも対応します。

ひとつの病名でその部位だけの運動器リハビリを行うのではなく、たいていの場合は全身の観察を行い、ご本人に自覚症状がなくても筋力の低下、関節の安定性の低下、可動域制限、体幹や肩甲骨周囲の機能低下、片足立ちのバランス低下などの問題が見つかれば、そちらへの介入も行います。

なお、手術後の場合は、手術日から150日間がリハビリの期限になりますので、あらかじめご了承ください。