栃木県でも新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、1日あたりの感染者数が50人を上回ることが珍しくなくなりました。
栃木県からは特定警戒で不要不急の外出を自粛するよう要請も出ています。
成人式が中止となったり、学校の部活動も休みが延長されているところもあるようです。
元旦に院長は小山地区の夜間休日急患診療所の当番で勤務をしましたが、勤務する医師や看護師はゴーグルまたはフェイスガードの装着でした。
発熱のみられた方の手のケガの処置は屋外で行うこともありました。
また、宇都宮のヨドバシカメラでは店員のみなさんもフェイスガードの装着をして接客をしていました。
特に運動器リハビリにおいては、理学療法士と少なくとも20分、当院では原則40分1m以内の距離で治療を受けていただくことになります。
新型コロナウイルス感染でも無症状の人がいるため、発熱がなくても、当院の理学療法士が感染しているかもしれないし、受診される皆様が感染している可能性もあるかもしれません。
家族内感染がいちばん多くなっており、正月休みで家族と長く一緒にいた方々の感染例がここ1-2週で増えてくるかもしれません。
濃厚接触者の定義があいまいで、マスクをしているだけでは「適切な感染予防策」をとったと保健所が認めてくれるかどうかわかりません。
ゴーグルやフェイスガードの装着をしていれば、十分とされる可能性が高いことから、当院においてはスタッフにゴーグルまたはフェイスガードの装着を強く勧告しました。
強制はしていませんが、勧告にもかかわらずこれらを装着せずに感染した場合の自己責任も問うことも検討しています。
近日中に一都三県の緊急事態宣言が発出されると、東京や埼玉に通勤・通学をしている方の多い栃木県も緊張感が増してくる可能性があります。

診療中のゴーグルまたはフェイスガードの装着について皆様のご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。