クリスマスが終わると正月を迎えるモードになりますが、大きな病院の手術室も28日頃で予定の手術は終了し、大掃除などを行うのではないかと思われます。
年明けも大病院は1月5日ぐらいからの手術開始かと予想されます。
緊急の手術は生命に危険が及ぶようなものが対象になると思われ、整形外科の扱う骨折などは骨が皮膚を突き破っているような開放骨折でもない限り、急ぎとは見なされないものと思います。
従って、12月の27日あたりに骨折をしてしまうと、仮に病院に入院できたとしても、1月の5日ぐらいまではただベッド上で安静、とされる可能性があります。
骨折の場合は手術に必要な内固定具(スクリューや髄内釘、人工関節など)が病院に在庫がないこともあり、これらを扱う医療機器の会社が休みとなる年末年始は発注もできないこととなり、手術がすぐに行えないことになります。
また、高齢者の場合は基礎疾患を持っていると、内科や麻酔科の先生と相談をしないと手術が受けられないこともあって、年末年始の待機時間の長さは、手術後の機能回復にも影響することがあります。
そんなわけで、クリスマスよりも後に骨折をすると大変なことが多いです。
世の中がお正月で楽しいムードのなか、病院で寝返りも打てず、トイレも行けずひたすら1週間待機というつらいことにならないよう、ご注意下さい。