2月中旬から学童野球が対外試合解禁になり、中学も軟式・硬式とも試合を行うようになりました。

高校野球も3月2日に対外試合解禁となります。

試合が始まるようになると、野球で肩や肘が痛いという選手の通院が増えてきます。

2月15日や17日の診療では初診に占める野球選手の割合が高くなりました。

これに伴い、夕方に野球関連の症状での選手たちが多く受診するようになる見込みです。

診察もリハビリも夕方から予約が埋まっていく傾向が強くなります。

春休みになれば日中の受診も増えて、一時的に夕方の集中は緩和することもありますが、4月からの新学期になると他のスポーツも含めて10代の受診が増加し、夕方の予約は入りにくくなります。

運動器リハビリテーションは発症から150日間が期限ですが、すでに150日後は夏の大会が始まっています。

痛みが強い場合は、朝のうちに受診をして学校へ遅刻して行くこともご検討下さい。

特に、進路に関わる中3・高3の選手で、野球による進学を考える方は、夏の大会の成績は入学できるかどうかの判断材料になるはずです。

痛みのために思うようにプレーができない場合、大会で活躍できなければスポーツでの進学は困難になるかもしれません。

放課後の練習の時間には受診をしづらいと思われ、痛みの治療のために日中に受診をすることを考えていただく必要があります。

発熱で内科・小児科に受診をするのに、学校を休んだり遅刻したりするのと同じように、痛みの治療で整形外科に朝から受診をしてはいけないでしょうか?

夕方は多くの方が受診しようとしますので、予約が入りにくい状況が想定されます。

スポーツ関連、とりわけ野球の選手の治療が同等に行える施設はかなり限られるため、栃木県各地から受診をいただいています。この1か月でも遠くは那須町や矢板市、日光市からも来院されています。

これから7月・8月にかけてが一年でいちばん予約が入りにくい時期になります。