肩こりや腰痛あるいは膝の痛みを「年のせいだから仕方がない」と思い込んで放置している方々がまだ多くいらっしゃいます。

高齢になると高血圧をはじめとして内科にかかることが多く、そちらで「ついでに」湿布を処方されているケースも多く、一回に何枚も湿布を貼り付けているなんてことも珍しくありません。

内科では膝や腰、肩や首のレントゲン撮影は行わないことがほとんどで、動きや筋力などの評価も行われず、漫然と湿布を処方されていませんか?

「年だから」ではなく、筋力の低下をはじめとして筋肉のコンディション不良、引き続く骨のアライメント不良、ついには関節の変形といった流れでレントゲンでも異常が見つかっていくことが多いです。

レントゲンで異常がなくても、骨以外の筋肉・腱・神経などの運動器の問題があることがほとんどなので、整形外科に受診すべきですし、理学療法士による運動器リハビリが行える整形外科に受診すべきです。

リハビリは骨折や手術後だけではなく、日常的に生じる肩こりや腰痛でも実施できることが多いです。

自覚症状はそうであっても、単なる「肩こり」や「腰痛症」ではなく、いろいろな問題点についての病名をつけることになります。

介護予防・転倒予防につながることも多く、70代は当然ですし、80代でもリハビリを検討すべきです。

まずは診察をさせていただき、いろいろと相談のうえでリハビリの可能性を探ってみましょう。